試合中にチェックするポイントがわかると試合がもっと楽しくなる!
こんにちは、ロジカルMMAです!

今回は「観戦力を養おう!」講座の第二弾です。
前回のお題は「試合前のチェックポイント」でしたが、今回のお題は「試合中のチェックポイントvol.1」です。

試合中の選手の動きや表情を読み取ることで、試合状況がある程度読み取れるようになります。
試合状況を読み取る3つのポイント
- 睨み合い
- 俯瞰
- スタミナ
チェック1:睨み合い
一概には言い切れませんが、試合直前の睨み合いのシーンで顔と表情を全く動かさないのは落ち着いていて相手を飲める状態にあると言えます。
逆に、強気な表情をしていても顔を動かしたり何度も睨みつけるような仕草は緊張感の表れである場合が多いです。
チェック2:俯瞰
当たり前ですが、試合中選手は対戦相手と対峙します。
このとき対戦相手以外の状況、例えばケージ内の自分の立ち位置、試合の残り時間、セコンドの声にまで意識が及ぶことで、次の一手を考えて試合を優位に進めることができます。
例えば組技、寝技の展開中に一呼吸置いて動きのない状態(上記写真のような状態)を作れると、それは「俯瞰」できている場合が多いです。
特に、対戦相手を見るのではなく他所を向くような仕草を見せるときは、よりその傾向が強いです。
そのとき選手は、これからの試合プランやスタミナ配分を考えたり、セコンドの声を聞いたりしているのです。
この「俯瞰」できるかどうかで今後優位に試合を進められるかが大きく変わってきます。
チェック3:スタミナ
これは結構分かりやすく、スタミナ切れは以下の点で判断できます。
- 口や肩で呼吸し始める
- ガードが下がる(元々ガードを下げるスタイルの選手は例外)
- インターバル終了後に、すぐに椅子から立ち上がらない
- 汗の量が多い
なお、4つ目の汗の量についてはスタミナと全く別のことに影響が出てきます。
それは、汗で滑るため相手を掴む動作がしにくくなることです。
つまりグラップリングの展開で技を仕掛けにくくなるため、グラップラーは不利になる場合が多いです。
以上、「試合中のチェックポイント vol.1」を紹介しました。

しかし、注意して頂きたいのは、あくまで一般的なチェックの仕方なので、一概には言えないということです。
俯瞰せずにガムシャラに攻めるのをウリにしている選手もいますし、口でゼーゼー呼吸してもそこから息を吹き返す選手もいます。
色んなタイプの選手がいるので、セオリーに当てはまらないパターンを見つけるのも楽しいかもしれません。
それでは明日もロジカルに!
※前回:試合前のチェックポイントはこちら↓

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