スペシャルワンマッチ 試合予想!!
こんにちは、ロジカルMMAです!
前回に続き試合予想です。
前回は「RIZIN.28」の「バンタム級(61.0kg以下)トーナメント」を予想しましたが、

今回は同じく「RIZIN.28」の「スペシャルワンマッチ(タイトルマッチ含む)」の予想をします!目指せ5割!!!
(このくだりは前回参照)
※前回記事はこちら↓

ライト級(71.0kg以下)タイトルマッチ
トフィック・ムサエフ vs ホベルト・サトシ・ソウザ

左)トフィック・ムサエフ、右)ホベルト・サトシ・ソウザ
本大会最注目の一戦であり極上の「ストライカーvsグラップラー」の一戦です。
外国人同士(ムサエフ(アゼルバイジャン)、サトシ(ブラジル))としては珍しいくらいファンから感情移入があり、激戦を期待されている試合です。
ムサエフ選手(31)はMMA戦績21戦18勝3敗のストライカーで、世界的にも注目を浴びるレベルにあるトップファイターです。
近々日本では見られなくなるのではと思います。
それでもRIZINで戦い続けていることが、RIZINファンから愛されている理由の一つでしょう。
過去2戦の対戦相手も、元UFCの「ジョニーケース」選手、BELLATOR(ベラトール)トップファイター「パトリッキーフレイレ」選手で、強豪を連続で撃破しており勢いも申し分なしです。
一方、サトシ選手(31)はMMA戦績12戦11勝1敗のグラップラーで、とにかく決定力に優れたファイターです。
現代MMAにおけるグラップラーはグラウンドでじっくり削って最後に極めるスタイルが主流ですが、サトシ選手の場合、極めの最短ルートを探してとにかく極めに行くスタイルです。
その分、見ている側は目が離せずスリリングな試合を楽しめます。
しかし、サトシ選手はムサエフ選手のような本格的なトップファイターとの経験は乏しく、得意のグラップリングの展開に引きずり込めなければムサエフ選手のストライキングの餌食になります。
試合は、組んで極めに行くサトシ選手と、それを警戒し打撃を当てていくムサエフ選手の展開になるでしょう。
サトシ選手もすんなり組めるとは思っていないでしょうから打撃で奇襲を仕掛ける可能性も十分あります。

それでもなかなか組めず、ムサエフ選手のKO勝ちと予想します。
フェザー級(66.0kg以下)ワンマッチ
斎藤裕(さいとうゆたか) vs ヴガール・ケラモフ

左)斎藤裕(さいとうゆたか)、右)ヴガール・ケラモフ
斎藤選手は、前戦で朝倉未来選手を破って王座戴冠後初めての試合です。
そして相手は11連勝と波に乗るケラモフ選手ということで、激闘必至です。
また斎藤選手がチャンピオンですが、何故かタイトルマッチではなく、例えケラモフ選手が勝利しても王座が移動しない試合になっています。
こうしたワンマッチはたまにありますが、僕個人としてはチャンピオンの試合は基本的には全てタイトルマッチで良いと思っています。
斎藤選手(33)はMMA戦績25戦19勝4敗2分のオールラウンダーで、現フェザー級チャンピオンです。
打撃も投げ技も極め技も、全てそつなくできる典型的なオールラウンダーな上にスタミナも十分で弱点はありません。
しかし、悪い言い方をすれば突出した武器がありません。
また、以前に自分よりフィジカルで勝る外国人選手にドミネートされている試合もあり、フィジカルの強いケラモフ選手相手に実力を発揮できるか試される試合になります。
一方、ケラモフ選手(28)はMMA戦績18戦15勝3敗のストライカーで、前述のムサエフ選手と同じアゼルバイジャンのファイターです。
11連勝中と波に乗っており、フィジカルにも長けているため、対戦相手は特に1Rは驚異となるでしょう。
2,3Rになるとさすがに勢いは落ちますが、前戦では地味強の「カイル・アグォン」選手にしっかり判定勝ちを収めています。
かなり予想は難しいです。
ケラモフ選手の1Rの嵐の攻撃は驚異ですが、斎藤選手は経験とタフネスで飲み込まれず踏みとどまり、驚異のスタミナで盛り返すのではないでしょうか。
また、コロナ禍によるケラモフ選手の隔離生活も気になるところです。

これらを考慮して、斎藤選手の判定勝ちと予想します。
フェザー級(66.0kg以下)ワンマッチ
朝倉未来(あさくらみくる) vs クレベル・コイケ

左)朝倉未来(あさくらみくる)、右)クレベル・コイケ
前述の「ムサエフvsサトシ」と同様、本大会最注目の一戦です。
練習含めて一度もタップしたことがないと豪語するストライカーの朝倉選手と、ほとんどの勝利を一本勝ちでフィニッシュしているグラップラーのクレベル選手という分かりやすい構図が成り立っています。
朝倉選手(28)はMMA戦績17戦14勝2敗1無効試合のストライカーで、今回でRIZIN10試合目を迎えRIZINを盛り上げ続けてきた最大の功労者です。
2020年11月に行われた「RIZIN.25」では現チャンピオン「斎藤裕」選手に僅差の判定負けを喫し相当悔しい思いをし、次戦の「RIZIN.26」では「弥益ドミネーター聡志」選手に1RKOで圧勝しています。
斎藤選手へのリベンジを狙い負けられないため、依然としてモチベーションはMAXのはずです。
一方、クレベル選手(31)はMMA戦績33戦27勝5敗1分のグラップラーで、27勝のうち一本勝ちが23勝、KO勝ちが2勝、判定勝ちが2勝と、ほとんどの勝利で相手を仕留めている究極のフィニッシャーです。
前戦では、アマチュア時代含めて一度も一本負けしたことがなかった「摩嶋一整(まじまかずまさ)」選手を三角絞めで仕留めています。
またグラップリングに絶対の自信があるから打撃も思い切り放てます。
対戦相手は絶対組みたくないので組み付かれることばかり警戒していると、思い切りのいい打撃の餌食になります。
しかしポイントは、クレベル選手はグラップラーですが強いタックルを持っていないことです。
つまり、組めば何とか得意の寝技に持ち込む術はありますが、組みに行くまでのプロセスがそこまで強くないのです。
強力な打撃を持つ朝倉選手と強力な寝技を持つクレベル選手は、互いの特技を警戒し合う非常に緊張感の高い試合になります。

一瞬でも隙を魅せればクレベル選手の寝技が炸裂しますが、組ませない力と高い集中力を持つ朝倉選手がクレベル選手の組みを弾き返し、一瞬の隙をつけるのではないかと見ており、朝倉選手のKO勝ちと予想します。
73.0kg契約ワンマッチ
弥益ドミネーター聡志(やますドミネーターさとし) vs ”ブラックパンサー”ベイノア

左)弥益ドミネーター聡志(やますドミネーターさとし)、右)”ブラックパンサー”ベイノア
トップMMAファイターvsキック選手の構図です。
ルールは当然MMAです。
弥益選手(31)はMMA戦績17戦11勝6敗のオールラウンダーです。
戦績だけ見ると勝ったり負けたりに見えますが、デビュー付近で4敗しているのが響いているだけで、今では完成度の高いファイターです。
突出した武器はありませんが特に弱みもなく、国内の強豪にはほとんど勝ってきています。
一方、ベイノア選手(25)はMMAデビュー戦です。
元々は空手家でしたがキックの世界に足を踏み入れ、国内キック興行「RISE」のトップ選手として活躍してきました。
「RISE」と言ってもMMAファンからはなじみがないかもしれませんが、キックの神童「那須川天心」選手の主戦場と言えば少し分かるでしょうか。
普通に考えるとMMAトップファイターとデビューファイターの対戦なので、弥益選手の圧勝です。
しかし弥益選手は元々フェザー級(66.0kg以下)、ベイノア選手は70kg辺りで試合をしている選手なので、体格差はそれなりにあると思います。
さらにベイノア選手はフィジカルも強そうなので、そこまで簡単にはいかないかもしれません。
とはいってもMMAのキャリアの差が体格差を上回るはずです。
展開としては、ベイノア選手はもちろん得意の打撃を放ち、それを搔い潜って(かいくぐって)弥益選手がテイクダウンを狙うと思われます。

最初からクリーンなテイクダウンは奪えない可能性は十分ありますが、弥益選手がじわじわ圧力をかけいずれテイクダウンしてベイノア選手を慎重に削り、弥益選手の一本勝ちと予想します。
以上、前回の「RIZIN.28」バンタム級トーナメントに続いて予想しました!
前回からの繰り返しになりますが、「RIZIN.28」、コロナ禍にありながら本当に豪華な大会なので是非みなさん観戦してMMAを盛り上げましょう!
そして「ロジカルMMA」の予想的中率5割超えを応援してください!(目標が低いっ!!!)
それでは明日もロジカルに!
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