スペシャルワンマッチ 試合予想!!
こんにちは、ロジカルMMAです!

前回のRIZIN.29の「バンタム級(61.0kg以下)トーナメント」に続いて「スペシャルワンマッチ」の試合予想を行います!
※前回「バンタム級(61.0kg以下)トーナメント」試合予想記事はこちら↓

ライト級(71.0kg以下)タイトルマッチ
矢地祐介(やちゆうすけ) vs 川名TENCHO雄生(かわなテンチョーゆうき)

左:矢地祐介(やちゆうすけ)選手、右:川名TENCHO雄生(かわなテンチョーゆうき)選手
注目は、RIZINを盛り上げてきたが、ここ6戦で1勝5敗と崖からほぼ落ちている矢地選手が踏ん張れるか否かです。
矢地選手(31)はMMA戦績31戦21勝11敗のストライカーで、この試合でRIZIN12試合目となるRIZINを盛り上げてきた功労者です。
YOUTUBEもそこそこ登録者数を伸ばしている他、プライベートでは人気女優「川口春奈」さんとの交際も報道され、色んな意味で注目度の高い選手です。
肝心のMMAですが、RIZIN参戦直後は5連勝を飾りましたが、その後は6戦で1勝5敗と勢いはガクっと落ちています。
特に前戦では元々は一階級下の「大原樹里」選手にスプリット判定負けを喫しており、非常に厳しい状況です。
元々フィジカルを活かして勝ち星を獲ってきましたが、最近では相手のレベルが上がってきたのもありますが、うまくフィジカルを活かしきれていません。
報道等によると練習をガラッと変えて全く違う自分になったと自信を覗かせていますが、試合でどう発揮されるかに注目が集まります。
一方、川名選手(31)はMMA戦績26戦16勝5敗5分のオールラウンダーで、修斗ライト級チャンピオンです。
リングネームの「TENCHO」とはしゃぶしゃぶチェーン店の店長を務めることに由来していますが、超実力派だしよく練習しているのが分かる選手です。
修斗の選手らしく「打・投・極」揃ったバランスのいい選手です。
元々は柔道ベースでキャリア序盤はグラップリングの展開を得意とする印象がありましたが、近年打撃技術も著しく向上しオールラウンダーのファイトスタイルを確立してきています。
ともに打撃を得意としていますが、矢地選手が自分の形で振り回すのに対し、川名選手は見て反応して当てるタイプであるため、打撃戦では川名選手がリードするのではないかと見ています。
組みの展開でも川名選手は強豪レスラー「武田光司」選手からテイクダウン合戦で引けをとらなかったため、川名選手有利と見ています。

矢地選手の一発も怖いですが、川名選手が完成度の高いオールラウンダーぶりを見せる展開を想定して、川名選手の判定勝ちと予想します。
フェザー級(66.0kg以下)ワンマッチ
白川陸斗(しらかわりくと) vs 青井人(あおいじん)

左:白川陸斗(しらかわりくと)選手、右:青井人(あおいじん)選手
両者RIZINでインパクトを残せておらず、上位陣浮上のためには両者絶対落とせない試合です。
白川選手(29)はMMA戦績17戦9勝7敗1分のストライカーで、RIZINスターの「朝倉未来」と同じ「TRI-FORCE赤坂」で練習を積んでいる選手です。
ここ4戦で2勝2敗ですが全試合KO決着と、激闘派ぶりが分かります。
上位陣に食い込むには持前の打撃にさらに磨きをかけて打撃戦で引けをとらないこと、また、打撃で引けをとったときにタックルを織り交ぜる等グラップリングのオプションがもう少しほしいところです。
一方、青井選手(24)はMMA戦績12戦8勝3敗1分のオールラウンダーで、デビュー当時は修斗の超新星として期待を集めていた選手です。
18歳の若さで修斗デビューを果たすと7戦負けなしで快進撃を果たしましたが、その後は対戦相手のレベルも上がり3連敗を喫します。
さらにその後2連勝で盛り返しての白川戦です。
まだ若いのでここでしっかり結果を残して上位陣に食い込みたいところです。
バチバチの打ち合いを望む白川選手と打投極を織り交ぜ攻めていきたい青井選手の構図が想定されます。

白川選手の打撃が一撃で仕留めるものではないので、青井選手は多少の打撃を受けても倒されず複数のオプションを用いて自分のMMAをやり切れるのではないかと見て、青井選手の判定勝ちと予想します。
フライ級(57.0kg以下)ワンマッチ
中村優作(なかむらゆうさく) vs 北方大地(きたかただいち)

左:中村優作(なかむらゆうさく)選手、右:北方大地(きたかただいち)選手
両者RIZINでインパクトを残せておらず、上位陣浮上のためには両者絶対落とせない試合です。
中村選手(35)はMMA戦績25戦16勝8敗1分のストライカーで、日本拳法仕込みの鋭い踏み込みからの打撃を得意としています。
一時期は9連勝を記録したこともありましたが、最近では負けの方が多くなっています。
また踏み込み系の打撃は少しでも鈍りが出たり、相手の対策によりタイミングを見切られると一気に有効性が下がるため、この辺をどう調整してくるか、またそれ以外のオプションを増やしてくるかがポイントになってきます。
一方、北方選手(30)はMMA戦績33戦20勝10敗1分2無効試合のオールラウンダーです。
元々は今回のフライ級(57.0kg以下)の下のストロー級(52.2kg以下)を主戦場としていましたが、前戦からフライ級に切り替えています。
前戦のフライ級戦では敗れましたが、身体の仕上がりや戦い方を見る限りフライ級でも問題なさそうです。
踏み込みの打撃と接近戦での打撃と、両者異なる性質の打撃戦となります。

しかしMMAの引き出しではグラップリングも強い北方選手が一枚上手で試合をリードするのではないでしょうか。北方選手の一本勝ちと予想します。
以上、「RIZIN.29」のスペシャルワンマッチ予想でした。
「RIZIN.28」が神興行と称される中、「RIZIN.29」出場選手達はどのように刺激を受け、どのような試合を見せてくれるのでしょうか。
否が応でも期待が高まります。
特にスペシャルワンマッチ3試合は全て実力が拮抗している試合なので、勝者と敗者の今後の道が大きく変わってくるでしょう。
その辺のシビアなストーリーも含めて楽しみにしています!
それでは明日もロジカルに!
Comment