バンタム級トーナメント4試合予想!!
こんにちは、ロジカルMMAです!
前回に続いてRIZIN.30の予想をします!

今回はバンタム級トーナメント4試合の予想です、それでは早速始めます!!!
バンタム級(61.0kg以下)トーナメント
元谷友貴(もとやゆうき) vs 瀧澤謙太(たきざわけんた)

元谷友貴選手 vs 瀧澤謙太選手
元谷選手(31)はMMA戦績37戦27勝8敗2無効試合のグラップラーです。
打撃も弱点はなく、グラップリングに持っていく展開もかなり巧いベテランファイターです。
大変おこがましい言い方ですが、僕は前戦で元谷選手を見直しました。
前戦であるトーナメント一回戦では岡田選手相手に打撃、特に磨いてきたと思われる膝を織り交ぜて判定勝ちをしており、グラップリングの展開でなく打撃戦でも十分トップファイターと渡り合えることを証明しました。
特に接近戦での打撃スキルが向上しており、グラップリングの展開に持ち込むパターンが大幅に増えたのではないかと見ています。
一方、瀧澤選手(26)はMMA戦績19戦12勝7敗のストライカーで、自分からはほとんど組みに行かず現代MMAではかなりストライカー色の強い選手です。
前戦であるトーナメント一回戦では超グラップラーの今成選手相手に何もさせないけど何もできない試合展開を繰り広げ(”【試合分析】RIZIN.29 注目2試合のPoint(2021/6/27)“参照)、一部のファンからは叩かれたりもしました。
試合は近付いて打撃、組みを織り交ぜていく元谷選手と、距離をとって打撃を当てたい瀧澤選手の構図になると思われます。
引き出しの数、経験値、勢いともに上回る元谷選手優勢で試合が進行すると予想します。
また、瀧澤選手は強豪グラップラーにはほとんど寝かされて負けているのもあり、元谷選手相手でも厳しい戦いになると考え、

元谷選手の判定勝ちと予想します。
扇久保博正(おうぎくぼひろまさ) vs 大塚隆史(おおつかたかふみ)

扇久保博正選手 vs 大塚隆史選手
久しぶりにきました、グラップラーvsグラップラーの一戦、しかもベテラン勢の対決となります。
なお会見では大塚選手が扇久保選手に対して「つまらない試合をする」といいつつ「俺の試合もつまらないけど」と両者つまらない試合をすると話したように、通好みの試合展開になると予想されます。
扇久保選手(34)はMMA戦績29戦22勝5敗2分のグラップラーで、国内バンタム級トップ選手の一人です。
ここ10年間、対日本人で敗れたのは世界でもトップクラスの堀口選手と本トーナメント優勝候補の朝倉選手の二人だけです。
前戦であるトーナメント一回戦では春日井選手相手に盤石のドミネートで「通好み」の判定勝ちを収めています。
一方、大塚選手(35)はMMA戦績49戦29勝18敗2分のグラップラーです。
前戦であるトーナメント一回戦では獅庵選手相手にこちらも「通好み」の判定勝ちを収めています。
当然この両者の一戦は「通好み」の試合展開が予想されます。
打撃は僅かに扇久保選手、テイクダウンは僅かに大塚選手、寝技はやや扇久保選手、スタミナは互角 といった感じですが試合巧者(こうしゃ)という意味でやや扇久保選手がリードすると考え、

扇久保選手の判定勝ちと予想します。
井上直樹(いのうえなおき) vs 金太郎(きんたろう)

井上直樹選手 vs 金太郎選手
オールラウンダーvsストライカーの一戦です。
方や19歳でUFC契約を果たしたMMAエリートの井上選手と、14歳で入れ墨を入れ不良という言葉では表しきれない道を歩んできたアウトローの金太郎選手、というあまりにも違う境遇の選手が激突します。
井上選手(24)はMMA戦績16戦14勝2敗のオールラウンダーで、UFCでも1勝1敗の戦績を収めている強豪で、朝倉選手と並ぶ本トーナメント優勝候補です。
前戦であるトーナメント一回戦ではストライカーの石渡選手にパンチで打ち勝ってKO勝利を収めています。
RIZIN参戦後は4戦4勝(二つの一本勝ち、一つのKO勝ち)と抜群の戦績を収めています。
このトーナメントをブッチギリ優勝すれば、再び世界の舞台に羽ばたくのではないかと見ています。
一方、金太郎選手(28)はMMA戦績25戦14勝9敗2分のストライカーで、まさかりパンチと呼ばれるKOに繋がるパンチを持っている剛腕ファイターです。
少し前まではストライカー色が強く、パンチを振り回しているファイターという印象が強かったのですが、前戦であるトーナメント一回戦では伊藤選手相手にタフな殴り合い、倒し合いを繰り広げ競り勝って完成度の向上を印象付けました。
ここまでご説明すればお分かりの通り、大方の見方は井上選手有利です。
金太郎選手が勝つとすればパンチが井上選手をドンピシャで捉えた場合でしょう。

何かやってくれそうな金太郎選手ですが、その一発は井上選手も分かってるはずでしょうから井上選手有利は揺るがないと考え、井上選手の一本勝ちと予想します。
朝倉海(あさくらかい) vs アラン・ヒロ・ヤマニハ

朝倉海選手 vs アラン・ヒロ・ヤマニハ選手
ストライカーvsオールラウンダーの一戦です。
朝倉選手(27)はMMA戦績20戦17勝3敗のストライカーで、本トーナメント優勝候補です。
前戦であるトーナメント一回戦ではグラップラー渡部選手のタックルを切り続けてパウンドでKO勝利を収めています。
渡部選手とは実力差がハッキリとあり圧勝したものの、朝倉選手がどれくらい進化しているのかがとらえ切れない試合でもありました。
さらにその前の試合では世界の堀口選手にKOで完敗しており、現時点でどれくらい強くなっているかがものすごく気になるところです。
一方、ヤマニハ選手(35)はMMA戦績32戦19勝8敗5分のオールラウンダーで、RIZINを席巻中のボンサイ柔術所属選手です。
前戦であるトーナメント一回戦ではレスリングエリートの倉本選手と激闘の末に判定勝利を収めており、元々そうでしたがタフな試合への対応力を見せつけました。
朝倉選手の勝ちパターンは打撃の猛攻で一気に仕留めるのに対して、ヤマニハ選手の勝ちパターンは打投極に加えて際の展開もフルに動員して競り勝つパターンです。
どちらが自分の勝ちパターンに持ち込むかですが、朝倉選手のディフェンス能力の高さ、危険察知能力が非常に高いため、

ヤマニハ選手の仕掛けを次々に躱して、殺傷能力の高い打撃を随所に当てていく展開になると読んでおり、朝倉選手のKO勝ちと予想します。
以上、RIZIN.30のバンタム級トーナメント4試合を予想をしました。
絶対に負けられない選手、勝ったら一躍スターダムに躍り出る選手、それぞれ立場の違う選手が交わるのがトーナメントの最大の魅力ですよね。
8人が4人に、4人が2人に、そして最後に生き残るのは誰か。
今から次の予想までしたくなるぐらい楽しみなトーナメントです。
このトーナメントは見どころが多いため振り返りもアップしますので、試合後もお楽しみにしてください!
それでは明日もロジカルに!
Comment