【ロジカル講義】付き合ってほしい時にとるべき行動とは

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こんにちは、ロジカルMMAです!

ロジカルMMA
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突然ですが質問です。

皆さんは相手に「付き合ってほしいとき」どのようなアクションを起こしますか?
相手からは避けられていて絶対付き合いたくないと思われているという厳しいシチュエーションを想定して、以下の中から回答を選んでください。

  1. 手っ取り早く力づくで捕まえる。
  2. 何度断られてもしつこくお願いしまくる。
  3. 敢えて隙を見せてみる。

どうでしょうか、皆さんはどのようなアクションを起こすでしょうか?

ロジカルMMA
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それでは答え合わせをしましょう!

 

 

・・・と、ここで重要なことをお伝えし忘れていました。
ここで言う「付き合ってほしい」とは「MMAの試合でグラップリングの展開に付き合ってほしい」という意味です。

ロジカルMMA
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頭が完全にMMA脳になってしまい当たり前のように話してしまいました。。。くれぐれも恋愛カウンセリングのブログではないので誤解なきようお願いします(笑)

それでは気を取り直して、答え合わせです!

MMAの試合でグラップリングの展開に”付き合ってほしい”場合の最善策は

1.手っ取り早く力づくで捕まえる

これ、いかにもダメそうですよね。もちろん不正解です。

MMAも恋愛も直球でいけるのは明らかに勝利が見えている時だけで、基本は変化球や回り道等の工夫が必要ですよね。
これをやってしまったファイターは過去に数えきれないほどいます。
MMA初期のPRIDEでも、グラップラーが相手をグラップリングに付き合わせようと、フェイントもなしに突進して捕まえに行く姿が散見されました。

例えば、「PRIDE.11」でのゲーリー・グッドリッジ vs 谷津嘉章(やつよしあき) の一戦で谷津選手がやってしまいました。

ゲーリー・グッドリッジ vs 谷津嘉章

左)ゲーリー・グッドリッジ ・右)谷津嘉章

谷津選手はプロレスラーですが、元はレスリング五輪代表にも選出される等の経歴を持つレスリングエリートです。
一方、グッドリッジ選手は剛腕ストライカーです。
谷津選手は何とか捕まえようと直線的に突っ込みますが、それを分かっているグッドリッジ選手はいとも簡単に躱(かわ)して、逆に次々に打撃を当てていき谷津選手をサンドバッグ状態に追い込みます。
谷津選手が1R後半ようやく初めてのテイクダウンに成功しますが、既にバテていてあっさりリバーサルを許してパウンド連打でKO負けを喫しています。

2.何度断られてもしつこくお願いしまくる

これはどうでしょう?
ちなみに恋愛ではこれで成功している例をたまに聞きます。
元MMAファイターの高田延彦さんも妻・向井亜紀さんを射止めるのにこの手法を使ったと報じられています。
ただMMAではどうでしょうか。残念ながらこれも不正解です。

MMAにおけるこの手法は、ストライカーと打撃勝負したくないときに、グラップラーが自ら寝転んで相手が寝技に誘うものです。
実はこれは「PRIDE.17」のミルコ・クロコップ vs 高田延彦 の一戦でまさかの高田選手自身がやってしまっています。

ミルコ・クロコップ vs 高田延彦

左)ミルコ・クロコップ ・右)高田延彦

ドが付くストライカーであるミルコ選手に対し、タックルが通用しないと見るや高田選手は自ら座り込んでグラウンドに誘います。
もちろんスタンドで勝負したいミルコ選手は誘いには乗らず、一旦は両者スタンドに戻りますが、また高田選手が座り込む展開が繰り返されます。
勝敗が付かない特別ルールだったためドローにはなったものの、終始ミルコ選手優勢だったことと高田選手が何度も座り込んだことにより、試合後に関係者やファンからはミルコ選手を賞賛し高田選手を貶すコメントが相次ぎました。
ただ、高田選手は試合中に踝(くるぶし)付近を骨折していたため、その状態での苦肉の策だったとも考えられるため、僕個人としてはその戦術を批難しようとは思いません。
ともかく「何度断られてもしつこくお願いしまくる」アクションは恋愛で通用することはあってもMMAでは通用した例を見たことはありません。

3.敢えて隙を見せてみる

そうなると正解はこれですね!
なんか捻(ひね)りを入れている感があって成功しそうだと思いませんか(笑)
恋愛でも、クールだと思っていた人があるときドジをしてしまい、反(かえ)ってそれが好印象に繋がることがあるって言いますよね。
MMAではどうでしょうか?

1.のように力づくで組みに行ってもダメ
2.のようにしつこく誘ってもダメ

そんなときは
3.敢えて隙を見せるのが効果的です。

隙を見せることで相手は自然と歩み寄ってくるのです。
この戦術を上手に使って見事に付き合ってもらった選手のアクションを見ていきましょう。
「戦極」の北岡悟 vs 五味隆典 の一戦での北岡選手です。

北岡悟 vs 五味隆典

左)北岡悟 ・右)五味隆典

完全にグラップラーの北岡選手とストライカーの五味選手という構図です。
五味選手はグラップラーである北岡選手のタックルを警戒する展開の中、タックルに行った北岡選手は五味選手にステップで躱(かわ)されてしまい、その結果、勢い余って背中を見せてしまいます。(これが隙です。)
すると本来打撃の打ち合いをしたいストライカーの五味選手ですが、その隙に反応して自ら組み付きに行ったのです!(グラップリングの展開に付き合ったかたちになったのです。)
五味選手は北岡選手のバックをとりましたが、一流グラップラーの北岡選手はすぐさま体勢を入れ替え電光石火の足関一閃!
1Rアキレス腱固めで一本勝ちを収めました。

背後を見せたことが全て計算だったかどうかは分かりませんが、少なくとも「背後を見せても大丈夫、組みさえすればどうにでもなる」というグラップリングへの自信があったことだけは間違いないでしょう。

今回は、隙を見せることで得意のグラップリングの展開に付き合わせるパターンを紹介しました。

ロジカルMMA
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ここで一つ重要なことは付き合ってもらった後の展開です。

せっかく付き合ってもらったのですから、その後に全力勝負を仕掛け「このチャンスを絶対に逃さない!」という魂を込めて対応することです。
逃したら同じ手には掛からないでしょうから。

それでは恋もMMAもロジカルに!

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