意外と知らない格闘技のジャンル
こんにちは、ロジカルMMAです!
僕は会社や仲間の中では圧倒的格オタ(格闘技オタク)として認識されているので、たまーに格闘技の話題があると必ず僕に話がふられます。そんなときタイトルのような「RIZINとキックボクシングって一緒?」とか「K-1とRIZINって何が違うの?」という質問をよく耳にします。
そりゃそうですよね。
興味もないし生活に必要ない知識だし。
文系で経済学を学んできた人が「“断面二次モーメント”と”せん断力”って何が違うの?」というのと同じくらい分からないですよね(理系に偏った例えですみません。。。)
まず、この違いを説明する上で「カテゴライズ(分類)」作業が必要です。子供のころのテストを思い出してください。①神戸牛、②豚肉、③イベリコ豚、④大山鶏 この中で仲間外れはどれでしょう。。。考えてみてください。
はい!正解は「②豚肉」です。①、③、④が肉のブランドであるのに対して、②だけ食肉種類ですね。このようなカテゴライズを格闘技の種類に対しても行います。
【競技】は一般スポーツだと、野球、サッカー、テニス、、、ですね。
一方の【興行】は一般スポーツだと、MBL、Jリーグ、ウィンブルドン、、、ですね。
ということで、早速格闘技の種類についてカテゴライズしていきます!
格闘技における「競技」
- ボクシング
- キックボクシング
- ムエタイ
- 総合格闘技(MMA)
・ボクシング
グローブを着用した拳のみで相手の上半身をパンチにて攻撃する格闘技(※ただし最近特にアメリカでBKFという素手で殴りあうボクシング興行が流行っているので例外アリ)。
拳のみという極めて限定的な条件下での格闘技ゆえに、技術が研ぎ澄まされており他格闘技に比べて技術の完成度が高い場合が多い。
・キックボクシング
その名の通りボクシングに加えて足や膝で相手の上半身、下半身をパンチ、キックにて攻撃する格闘技。キックと略されることも多い。
・ムエタイ
一般の人が最も???なのがこのムエタイ。キックボクシングに近いが、その大きな違いは肘打ちが認められていることと、相手を掴んだ状態での膝蹴りが認められていること。肘、膝での攻撃が多い故に流血決着も多い。
・総合格闘技(MMA)
ようやく登場した総合格闘技(MMA)。英名のMMAはMixed Martial Arts(混ぜ合わされた格闘技、武術)。
上記の競技とは異なるオープンフィンガーグローブという各指が独立した(分厚い手袋のような)グローブを着用して戦う。キックボクシング(ムエタイ)の攻撃に加えて、レスリングや柔道の投げ技、柔道や柔術の寝技(関節技、絞め技)での攻撃が認められている。
格闘技における「興行」
- PRIDE(MMA)
- UFC(MMA)
- K-1(キックボクシング)
- RIZIN(MMA&キックボクシング)
・PRIDE
日本で生まれた伝説的なMMA興行。PRIDEが生んだスターは数知れず、ヒョードル、ノゲイラ、シウバ、ボブサップ等の外国人だけでなく、桜庭、五味、青木等の日本人も多い。2007年には消滅してしまい、それ以降日本ではPRIDEクラスのMMA興行が立ち上がっていないため、当時のPRIDEを幻想として極端崇めるプオタ(PRIDEオタク)と呼ばれるファンも多く存在する。
・UFC
アメリカが誇り誰もが認めるMMA最高峰の興行。日本でも数々のMMA興行はあるが、それらのチャンピオンクラスでもUFCに行けば下位選手にも歯が立たず、それ以前にUFCとの契約にすら辿り着けない。日本人には馴染みが薄いがコナーマクレガーのようなスター選手になると一試合で数億稼げるレベル。参戦した著名日本人MMA選手に、山本KID、五味、秋山等がいるがいずれも好成績は残せていない。
・K-1
日本を代表するキックボクシング興行。これを説明する上で重要なのは2010年頃を堺に運営組織が一変しており、一般的に旧K-1、新生K-1と呼び分けられることだが、多くの格闘技ファンからは旧K-1の方が選手、試合の質が高かったと言われている。旧K-1が生んだスターは、アンディフグ、アーネストホースト、魔裟斗の他、後にPRIDE転向するミルコクロコップ等が挙げられる。新生K-1では、武尊らが挙げられる。
・RIZIN
現在、日本で最大のMMAおよびキックボクシングの興行。特徴的なのはMMAを軸としながらもキックの試合も織り交ぜていること。
今回は日本国民の多くの方々がモヤモヤしていた(であろう)、格闘技の種類をカテゴライズしてその違いを説明しました。興行については代表例であり日本国内だけで僕が知っているだけでも20団体以上あるので、今後のMMAの歴史の中で興行の新陳代謝は絶え間なく起こっていくと思われますので、その動向に注目しています。
↓格闘技興行の種類をもっと詳しく見るならこちら!(随時更新中)

それでは明日もロジカルに!
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