【選手名鑑】エメリヤーエンコ・ヒョードル

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エメリヤーエンコ・ヒョードル選手のロジカル紹介

◆全盛期(2002~2009年)の評価
総合評価 ★★★★★
★★★★★
★★★★☆
★★★★☆

※評価方法:選手が全盛期のときに、その当時の世界最高峰の興行に出場した際の評価(世界最高峰の興行に出場していない場合は、出場したと仮定した評価)

こんにちは、ロジカルMMAです!

今回は初の選手名鑑です。
とは言っても誰から書こうか相当悩みました(笑)
MMA観戦歴20年以上もあれば紹介したい選手は山ほどいます。
そこで初カテゴリーの栄えあるトップバッターを選定する最低条件を、

  • 強いこと
  • 有名なこと
  • 僕が好きなこと

とした上で真っ先に思いついたのが、この「エメリヤーエンコ・ヒョードル」です!

エメリヤーエンコ・ヒョードル選手とは

プロフィール

 エメリヤーエンコ・ヒョードル (英)Fedor Emelianenko

  • 生年月日:1976年9月28日
  • 国籍:ロシア人
  • 身長・体重:183cm・110kg
  • バックボーン:柔道、サンボ(ロシアの組技競技)
  • 戦績:46試合中 39勝6敗 無効1試合(2021年2月時点)

 

ヒョードル選手は一言で表すと「(元)世界最強」のレジェンド的選手で、特にPRIDEで活躍し始めた2002年から2009年にかけては文句なしに「世界最強」の選手でした。
またヒョードル選手がMMA最重量級であるヘビー級選手であることから「全てのMMA選手の中の最強」と見られ、さらには何でもアリであるMMAは最強の格闘技との見方から「60億分の1の男」と言う通称まで付けられた程です。

「世界最強」と言われるのは戦績が優れているだけではなく、その勝ち方が圧倒的なのです。
(僕が勝手に決めた)彼の全盛期では、19戦19勝0敗、そして19勝のうちなんと17勝がKOもしくは一本勝ちで、要は判定まで行かずに相手を仕留めているのです。ちなみに判定勝ちとなった2勝の相手はいずれも「アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ」選手で、この選手も当時、超強豪と言われているだけではなく、この時期までは一度もKOもしくは一本負けがなく、ヒョードル選手との試合でも判定まで持ち堪えたのでしょう。ノゲイラ選手でなければ、19勝全てKOもしくは一本勝ちだったのではないかと思います。

最強街道の終焉

最強街道を突っ走ってきたヒョードル選手ですが、2010年6月26日に事件は起こります
それは、多くのファンにとってヒョードル選手の28連勝目のための試合と目されていた「ファブリシオ・ヴェウドゥム」選手との一戦でした。

ファブリシオ・ヴェウドゥム

ファブリシオ・ヴェウドゥム選手

開始早々ヒョードル選手は強烈なパンチラッシュでヴェウドゥム選手を殴り倒しますが、その後グラウンドでパンチの追撃を放とうとした刹那、一瞬の隙を付かれて腕ひしぎ三角固めで一本負けを喫しています。
するとその試合含めて何と一気に3連敗を喫します
その後は勝ち星が先行するものの負けるときは全て1RKO負けという、昔からのファンからすると目を覆いたくなるものでした。
しかしながら、これまでの偉大過ぎる戦績を称えられて2021年現在も選手でありながらもプーチン大統領とも親交があるほどのレジェンドファイターです。

ヒョードル選手の凄さ

ヒョードル選手については、ネットで彼の名前を入れればその偉大な戦績や圧倒的な試合をいくらでも閲覧できますが、僕の視点でもヒョードル選手の凄さを書きます。
ヒョードル選手の大きな強みは「圧倒的な攻撃力」「冷静な判断力」だと思いますが、恐ろしいまでに「冷静な判断力」が垣間見えた、僕のお気に入りの試合があります。
ヒョードル選手全盛期の最後となる2009年に行われたStrikeforceでの「ブレット・ロジャース」選手との一戦です。

ブレット・ロジャース

ブレット・ロジャース選手

ちなみにロジャース選手は当時無敗で快進撃を続けていました
試合は一進一退の好勝負の中、ロジャース選手が上に乗りヒョードル選手にパンチで猛攻を仕掛けますが、ヒョードル選手は劣勢の中、隙を付いて立ち上がることに成功した瞬間、ヒョードル選手の足元には四つん這いになっているロジャース選手の顔面が!
PRIDEであれば思いっきり顔面を蹴り飛ばし即KO勝ちのシチュエーションだったでしょう、しかし今回はStrikeforceでの試合ということで相手がグラウンド状態(寝ていたり四つん這いの状態)での顔面蹴りは反則です。よく見るとヒョードル選手は一瞬ロジャース選手の顔面を蹴ろうとし次の一瞬でそれをやめようとしているように見えます。この恐ろしいまでの冷静さに、見ていた私が寒気を感じたのは今でも忘れられません。(動画サイトでもアップされている試合ですが、1R残り1分22秒のシーンです。)
劣勢の状況から反撃する場合、どうしても焦って攻撃を仕掛けてしまうものですが、そんな状況でも常にルールを確認しながら戦っており、これがヒョードル選手の凄さだと感動したものです。

以上、後半は主観で固めましたがそれほどヒョードル選手は凄い選手だということです。当分このカテゴリーではヒョードル選手のような著名な選手を上げていく予定ですが、ゆくゆくは未知強(未知の強豪選手)等も紹介していければと思います。

それでは明日もロジカルに!

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